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一期一会過ぎる書店、それが古本屋。

こんにちは、にこたです🧸

あれ?ブログ更新今年初?どうだっけな、とりあえず今年もよろしくお願いします!!!!!!!!

本日は古本をお探しにいらっしゃる方のモヤモヤについて少々お話ししようかと思います。新年一発目から暗いですね~~~。いや、しくみがわかれば皆様にも有用なことなので是非ご覧くださいね。

たびたび本をお探しのお客様から「取り寄せできないの?」「入荷したら連絡して」とのご要望を頂くのですが現状すべてお断りしております。

まず「取り寄せはなぜできないか」というと、当店はチェーン店ではないので他の店から商品を回してもらうということが出来ないんですよね…この辺は大手チェーン店様には勝てない。悲しいことに。

取り寄せできる店舗の下位互換じゃんと思われるかもしれませんが、チェーン店ではなかなか土地のニーズにマッチした痒いところに手が届くような本がなかったりもします。なるべくそういう本を置きたいと思っておりますし、買取に持っていらっしゃた方で「あれ?これ値段ついたんだ」というものがあればそれはそういう本です。

具体例がなかなか難しいんですが「レポートの書き方」だったり「最新版じゃないマセマ」だったり「外観に使用感があるけど良書!」という本だったり。そういうものはパッと見て「あ、面白そう」と思ったら買い取るようにしています。

次に「入荷したらなぜ教えてくれないのか」ですが、これがね…何年越しになるかわからないんです。いや、年単位ならいいんですがもはや一生当店に入ってこない可能性すらあります。

これはいい例があるな、わたしの家から喜多川歌麿の「画本虫撰」という和綴じの本を当店に売りに出したことがあるんです。たしか今はなき札幌駅西口の本屋さんで買った本でして、ポケットサイズで和綴じになっていてかわいらしいんですよ。たしかその時にそこの店頭には複数種類ありましてその中から吟味してそれを買ったものの草書が読めなくてもういっか~と思って手放したんです。

それがねえ、その本はおろかそれの他の種類の和綴じ本すら入荷しなくてねえ、一生多分入荷しないと思います。

例えばそれが入荷したら教えてほしいと仰ったお客様がいるとして10年とか経ったらもう札幌にいらっしゃらないとか電話番号変わってるとか普通にあると思うんですよ。あと個人情報の管理も今難しい世の中ですからね、やはりご要望にはお答えできないのです。

一方でわたしはこの書店に入ってからずっと目当てにしていた本がありまして、絶版の本なので市場価値がずっと3万円くらいの値段なんですよ。で、コレクターしか持ってないからなかなか手放さないという本なんです。

当店で働くにつれて上記のような「入ってくる可能性の薄さ」が見に沁みてわかったので全然諦めていたんですが、勤務2年目でその本の買取にぶち当たりまして!!!!誠に光栄なことです、そして絶対に買い取りたいけど手放していいのか…と思ってお客様に「これは手放したら一生手に入らない可能性もある本ですがよろしいですか」と尋ねた上で買い取らせていただきました。今は我が家の守護神になっております。その節はどうもありがとうございました!!!!

そんな風に根強く探していれば見つかることもあるのでぜひとも探している本をお知らせください。文庫とかであればまだ数年あれば入荷するチャンスもありますので。もしその時に覚えていたらtwitterでお知らせいたしますので印象に残してやるぞという気概を持ってアピールして頂けると助かります!!

あと「こういうジャンル欲しい~ン」というようなふわっとしたくくりのご要望も今後の買取に反映致しますので入荷がじわっと増えるはずです。そういうのもどしどしお願いいたします。

そんなこんなで最初暗い始まりだったのに後半なんでこんな熱量になったんだか不明ですが、面白いので良しとしてください。笑

PS:ベイクドモチョチョの呼び方について様々なご意見ありがとうございました。すっかり「おやき」を失念しておりました!!!!!!!おやき派だったかもしれない!!!!!!

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